「金魚づくし」のグッズ

歌川国芳「金魚づくし 酒のざしき」のグッズです。

作品解説を読む

絞り込みと並び替え 全1点

並び替え:

Commentary

歌川国芳「金魚づくし 酒のざしき」

歌川国芳《金魚づくし 酒のざしき》
歌川国芳「金魚づくし 酒のざしき」
作品名
金魚づくし 酒のざしき
絵師
歌川国芳
制作年
天保10〜13年(1839〜42)頃
判型・技法
中判錦絵

「金魚づくし」は、歌川国芳が金魚に人のしぐさをさせ、江戸の夏の遊びや風俗を演じさせた中判錦絵の揃物です。本図はそのうちの「酒のざしき」で、座敷での酒宴を水の中の金魚たちに置き換えて描いています。

揃物について

揃物は長く8図が知られていましたが、のちにイタリアで「きん魚づくし ぼんぼん」が見つかり、現在は9図が確認されています。題は「百ものがたり」「さらいとんび」「玉や玉や」「酒のざしき」「まとい」「にはかあめんぼう」「すさのおのみこと」「いかだのり」「ぼんぼん」です。

描かれているもの

画面には、盃に口をつける金魚、浮草の葉を両手に掲げて踊る金魚、黄色い花をつけた水草の茎を手に踊る金魚、三味線を構える金魚が集い、左右には蛙も一匹ずつ加わっています。右下には大きな徳利と、赤く細かなものを盛った肴の皿が置かれています。この赤いものは、金魚の餌になる小さな虫を描いたものとみられます。左上の題箋も、浮草と小さな黄色い花で縁取られています。

構図と技法

赤と白の斑をもつ金魚の体を、輪郭線と色の面で簡潔に描き分けています。ひれは、人の手足の役目を果たしています。淡い水色の地の上端には藍のぼかしが入ります。

制作の背景

江戸時代後期には金魚の飼育が町人の間にも広まり、夏には金魚売りが町を回りました。版元は村田屋治郎兵衛とする説があります。

関連する読みもの