歌川広重
「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」
- 制作年
- 安政4年(1857)
- 判型・技法
- 大判錦絵
- 版元
- 魚屋栄吉
「名所江戸百景」は、安政3年(1856)から5年にかけて刊行された広重晩年の揃物で、江戸の名所を四季に分けて描いています。本図は安政4年(1857)の刊行で、夏の部に収められています。
隅田川に架かる新大橋(大はし)に、夕立が降りかかる一瞬を描いています。橋の上では人々が傘や笠で雨をしのいで急ぎ、川面では筏師が筏を進めています。対岸の「あたけ」は、幕府の御座船・安宅丸がかつて繋がれていたことにちなむ地名です。
雨脚は、角度を変えた細い線を重ねて表されています。1887年には、ゴッホがこの図を油彩で模写しました。



