歌川国芳
「たとゑ尽の内」
- 制作年
- 嘉永5年(1852)4月
- 判型・技法
- 大判錦絵(三枚続)
- 版元
- 加賀屋安兵衛
「たとゑ尽」は、たとえ(ことわざや言い回し)を集めたものという意味です。猫にまつわる言い回しを猫の姿で描いた三枚続のうち、題の記された一枚にあたります。画中の小判や鰹節は、それぞれ「猫に小判」「猫に鰹節」に結びつきます。
四匹のうち三匹は、赤い手ぬぐいを頬かむりにしたり首に巻いたりしていますが、体を丸める姿やひねる姿は猫のしぐさそのままです。
白い毛並みは紙の白を残して表し、黒や茶の斑は輪郭線を引かずに色の面だけで摺っています。







