歌川広重
「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」
- 制作年
- 安政4年(1857)
- 判型・技法
- 大判錦絵
- 版元
- 魚屋栄吉
「名所江戸百景」は、安政3年(1856)から5年にかけて刊行された広重晩年の揃物で、江戸の名所を四季に分けて描いています。本図は安政4年(1857)の刊行で、冬の部に収められています。
深川洲崎の十万坪は、およそ十万坪の広さがあったことから名づけられた埋立地です。雪に覆われたその一帯の上空から、一羽の鷲が翼を広げて舞い降りようとしています。水面には桶がひとつ浮かび、遠くには筑波山が見えます。
人の姿は描かれず、画面上部に大きく配された鷲と、眼下の雪の荒れ地とが対照をなしています。
















