歌川広重
「童遊ひ見立ほふづき」
- 制作年
- 天保13年(1842)頃
- 判型・技法
- 団扇絵
- 寸法
- 縦22.0×横29.2cm
- 版元
- 伊場屋久兵衛
団扇に貼って使うために摺られた版画(団扇絵)です。団扇は使い終えると捨てられることが多く、団扇絵は残る作例が限られます。署名の「広重戯筆」は、たわむれに描いた絵であることを示す書き方です。
子どもたちの頭はほおずきの赤い実、着物と手足は反り返った萼(がく)で、十二人が手をつなぎ、三列になって踊り歩いています。上の列の二人は、さらに幼い子を背負っています。ほおずきの実は、中身を抜いて口で鳴らす子どもの遊び道具でもありました。
地は、上を濃い墨色、中ほどを白、下を青緑とするぼかしで摺り分けてあり、実の赤と対比をなします。


